UMF(宇都宮ミュージックフェス)の「ドラゴンカッター福田の突撃インタビュー」第3弾ということで、本日はデシコさんにお話を聞いていこうと思います!よろしくお願いします!
お願いします!
デシコさんは甲斐良信セッションバンドでベースを担当されてて、数多くの音楽イベントやお店で演奏されているので、音楽の話であったり、セッションのお話、あと、絵の活動もされているとお聞きしたので、色々な角度からアーティスト活動についてお話を聞いていきたいと思います!
デシコ
甲斐セッションバンドのベーシスト。
ベースの演奏の他にも
グラフィティー アーティストとしても活動中です。
デシコさんの音楽ルーツ
まず最初にお聞きしたいのですが、デシコさんの音楽のルーツと言いますか、幼少期の頃に聞いていた音楽とかって何かありますか?
そうですね~。アニソンですかね!アニソンとボカロです!
アニソンやボカロから音楽に入っていったんですね!
あとは、めちゃくちゃちっちゃい頃は湘南の風がお父さんの車で流れていて聞いてましたね!
そうなんですね!デシコさんにはジャズのイメージがあるので意外でした!
めちゃくちゃ車の中で歌ってました!笑
そうなんですね!笑 ちょっと想像つかないですね笑
ブリトニー・スピアーズとかも聴いてました。
何歳くらいの頃ですか?
幼稚園の頃ですね。
幼稚園の頃から湘南の風やアニソン聴いてたんですね!
アニソン、ボカロは小中からですかね~。
そうなんですね!ちなみに小さい頃はどんなお子さんだったんですか?
めちゃくちゃ内気で恥ずかしがり屋で、親の許可がないと怖くて何も動けない子でした。
なるほど。でもそういう子も意外と多いかもしれませんね。
はい。多いかもしれないですね。
でも今は音楽活動とかで自分から発信したり表現したりという活動をされていると思いますが、その頃から考えると想像つかない状況ですか?
はい。あり得ない話ですよね笑 音楽なんてやると思ってなかったです。
小学生、中学生の頃までは音楽は聴く専門って感じですか?カラオケ行ったりとか聴く以外のことはしていましたか?
行ったりしましたけど、遊びですよね。
そういえば、鍵盤ハーモニカってあるじゃないですか?それの管?をカビらせたりガビガビにするくらい音楽は好きではなかったですね笑
そうなんですね笑笑 好きだったと言うよりはただやっていたという感じですね笑
はい。やらされてたという感じですね笑 ガジガジの黒いやつを噛んでゆがませてました笑
あははは笑
その時はプレーヤーになる気配は全くないですね笑
はい。無いですね笑
部活とかは何かやってたんですか?
小学校はバスケ部の幽霊部員で、中学校は美術部の幽霊部員ですね。
絵が好きだったのですが、美術部はオタクサークルみたいな感じでしたね。
アニソンとかボカロはそこで流行っていた感じですか?
そうですね。その頃はめっちゃ聴いてましたね。
幼少期の写真
音楽を演奏する側へ~甲斐良信さんとの出会い~
ちなみにデシコさん自身が音楽をやる側になるのはいつ頃なんですか?
高校1年生の頃ですね。それまでは絵が好きで、絵しかやってなくてのめり込みすぎていたので、それじゃいけないな、、と思って、趣味として始めた感じですね。あくまでサブ中のサブで。ちょうど軽音楽部があったので入りました。
絵が好きすぎるがゆえに、他のことにも挑戦しようという感じだったんですね!
はい。他のこともやらないと精神衛生上まずいと思って始めましたね笑
なるほど!楽器は最初からベース希望だったんですか?
そうですね!「ベーシストが一番かっこいいだろ~?」と思ってましたね笑
なるほど!でも実際ベースはバンドの要みたいなイメージはあるかもしれませんね!
そうですね!
どんなジャンルをやっていたのですか?
私は元々アニソンやロックがやりたくて軽音部入部を決めたんですよ。なのでアニソンなどをやる気満々で期待を胸に部室のドアをあけたら、、、
そこに【甲斐良信】がいたんですよ笑
そこでの出会いなんですね!笑
運命の出会いですね笑 当時茶髪で香水ぶんぶんでホストみたいな見た目でしたね笑
顧問の先生だったんですね?
はい。顧問の先生としていらっしゃいました。
ということはジャズ系のジャンルですか?
そうですね。私は「GO!GO!7188」というバンドが好きで、仮入部の時にやりたいという話をしたら、「この曲はツーファイブワンでいきます!」みたいな今のセッションバンドの感じで始まりましたね!笑
そうなんですね!そこからは部員みんなでジャズを練習した感じですか?
好きな曲をみんなが言って、それを甲斐さんが「こことここを押さえれば弾けますよ」と教えてくれて、演奏した感じですね。理論は当時分からなかったけど、それでセッションしてました!
今は理論もとても詳しいと思うのですが、どのように勉強されたのですか?
甲斐さんに「バンドに入れてください」と伝え弟子になりました。そこでまずはツーファイブワンを全キーでできるように練習しました。ペンタトニックを押さえる練習とかもしてました。
実際に現場で演奏されるようになったのはツーファイブワンを覚えた頃からですか?
そうですね。演奏現場に行き始めた時期はその頃ですが、ベースはコード進行を左右してしまうような主軸を握る楽器なので、最初の半年くらいは当て振りでしたね。甲斐さんの足鍵に合わせて弾いたふりでした。
今では色んなイベントで大活躍されていますもんね!相当な努力があったんですね!
あと、最初はエレキベース志望だったんですよ。でも入って少ししてから、ウッドベースも練習するよう言われて始めたのですが、これも難しかったですね。
ウッドベースはサイズ感とかも違うので、別感覚ですか?
フレットがないですし、弦が重くて押さえずらいですね。最初はフレットを入れてましたね。
そうなんですね。エレキとウッド、どういう使い分けになるんですか?
スイングでよくあるウォーキングというのがあるんですが、それはエレキだと難しいのでウッドベースの方がやりやすかったりしますね。
使い分けが大事なんですね!
そうですね!現場によって変えたりしてます。
思い出に残った演奏
ちなみに最初の現場って覚えてますか?
ヴィラデマリアージュさんかペニーレインさんが最初だったと思います。
それはウッドベースでの参加ですか?
エレキベースで参加でしたね。
そこから現在まで数多くのライブをされてますもんね!
高校1年生の弟子になった日から私の学校での青春はなくなりましたね笑
バンドにすべてを捧げました。笑
現在は3年目?4年目?くらいですか?
3年目くらいですかね!
3年でこんなに色々なことが出来て、たくさんの経験をされていて凄いです!
いやいや、まだまだです。
ちなみに記憶に残っている演奏はありますか?
栃木市の山車会館で演奏したときに、まだ弾けなくて準備片付けの手伝いをメインでやっていた頃に、朝誰よりも早く現場入りしてセッティング頑張っていたんですけど、その日もしかしたら少し演奏できるかも、、ということになりまして。
ドキドキですね、、!
はい。それで待ってたんですけどなかなか回ってこなくて、、、。
もう少しで終わりそうなときに「デシ!」ってついに呼ばれたんですよ!
「キターー!!」って思いましたね。めっちゃ嬉しかったです。
それまでの努力が実った瞬間ですね!!確かにそれは記憶に残りますね!
ドラムが良法さん、ピアノが甲斐さん、デシのトリオだったんですけど、デシがどれだけミスってもいいようにお二人が完全サポートしてくださる感じで心強かったですね!
そうだったんですね!
そのお話でもそうですが、甲斐良信セッションバンドの良いところって、初心者の方でも参加しやすい方法を教えてくれるところですよね!始めたての方や上級者の方まで一緒に演奏できるのはとても魅力に感じます!
そうですね!本当に凄いです!
セッションで意識していること
ちなみに今デシコさんはセッションするときにどんなことを意識してやっていますか?
そうですね~。一応甲斐さんの弟子なので甲斐さんのサポートをできるだけ心掛けてますね。あとはボリュームですね。ラウンジ演奏などは音量が出すぎると良くないので。
なるほど!確かにお店でやるとなると音量調整大変ですよね。お店の雰囲気とかもあるでしょうし、難しそうですね。
楽しくなっちゃうとデカくなっていっちゃうんですよね~笑
それは間違いないですね笑
あとはリズムですね。
確かにベースとかドラムはやはりリズムの要になるイメージがありますね。
ジャズにおけるベーシストの役割はリズムなんですよね。逆にドラムはリズムをキープしないで装飾として入るのが定番なんですよね!
へぇ~!そうなんですね!
知らんけど!笑
出た!最強ワード「知らんけど」!笑
自分のせいでみんなとグルーヴが合わなくなって曲がぐちゃぐちゃになるのは避けたいと思ってます。
素晴らしい意識ですね!さすがです!
あと、ボーカルありの演奏の時はサビ前後でコード進行を変えちゃうっていうのを意識してますね。代理コードっていうんですけど、それをやったりしてます。
代理コード!??
ツーファイブワンだったら「ツーだったらこれに変えてもオーケー」みたいなルールがあるんですよね!
わー!理論の話ですね!凄いです!だから歌う方も気持ちよく歌えるんですね!
どうなんですかね~?あえて聞かないです笑「歌いづらい」なんて言われたら病んじゃうので笑
いやいや、そんなことは絶対無いので大丈夫ですよ!
みんないい人なので察してくれて良い感じの音で合わせてくれるんですよね!
良いですね~!でも皆さんが合わせやすいのはベースが土台になって全体をつくっているのが大きいと思いますよ!
そうですかね~
はい!
そして場所によってもどういう風に演奏するかが変わってきそうですね。
そうですね。私はラウンジ演奏をたくさんやってきてたので、大きい会場はまだ苦手なんですよね。派手に見せなきゃいけないところでも幼少期の性格がここで出てしまって派手に出来ないんですよね笑
内気で内向的で恥ずかしがり屋だからソロもためらってしまうんです。
そうなんですね!
今後はぜひ殻を破っていただいて、派手な部分も是非!笑
新しいデシコさんに乞うご期待!
よろしくお願いします!笑
宇都宮の音楽シーンについて
ちなみに宇都宮で数多くのイベントをやられていますが、宇都宮の音楽シーンについてはどう感じますか?
甲斐良信セッションバンド以外との接点があまりないので、正直そこまで分からないですけど、穏やかな雰囲気でやっていけたらいいなぁとは思いますね笑
初心者に優しい環境が、音楽を発展させるためには1番大事だと思いますね。
なるほど。そうですよね!
でも最近は10代、20代の若い方もたくさんセッションに参加していて盛り上がってますよねー!!
そうですね!めちゃくちゃ多いです。
甲斐良信セッションバンドにも色んな方が参加するようになってきました!
でも甲斐バンド以外で見るとあまり多くない気もするので、色んなところで盛り上がるとより宇都宮が盛り上がると思います。
甲斐良信セッションバンドに参加されるのも良いと思いますし、甲斐さんたちに刺激を受けた方々がたくさん出てきて、切磋琢磨し合うのも良いかもしれませんね!
デシコさんの今後の活動について
ちなみにデシコさんご自身の活動についてもお聞きしたいのですが、先日、下北FMのラジオ番組「私を推して♡」を聴かせていただきましたが、絵の活動もされているんですね!
はい!絵もやっていこうと思ってます。小銭を稼ぎます笑
笑
先ほど小さい頃に絵を描かれていたというお話もありましたが、継続的に練習されていたんですか?
ちょいちょいですね。甲斐バンドに入ってからはサブだったはずの音楽がメインになってきて逆に絵がサブに回りましたね。でも少しは描いてました。
絵を拝見しましたが、めちゃくちゃうまいですよね!とにかく曲線が凄い!
ありがとうございます!好きなんですよね。曲線が。
音楽も絵もそうですが、何かを表現するって本当に良いものですね。
そうですね!
そしてベースもルーパーに挑戦されていましたね!色々出来てすごいです!
苦い思い出ですね笑
音響をミスりました。
でもあれで一皮むけましたね。
そうだったんですね。
では、一皮むけてさらに進化したデシコさんに期待ですね!
あれのおかげでソロもやろうかな、と思えました。
おっ!素晴らしい!
セッションバンドのデシコさん、ソロのデシコさん、絵を描くデシコさん、色んなデシコさんが見られるのがとても楽しみですね!
皆さん!期待してください。デシに!笑
はい!!
ということで本日はデシコさんにお話をお聞きしました!
ありがとうございました!
ありがとうございました!
デシコギャラリー
出演演奏
編集者
栃木県日光市出身のシンガーソングライター。ソロ活動と並行して甲斐良信セッションバンドのラッパーとしても活動している。YouTubeチャンネル「ドラゴンカッター福田」では、ギター弾き語りやbeatbox、ラップの動画を多数公開中。